自然の写真は、Instagramで一番ひどいキャプションを呼び込みます。山についての有名な名言を持ってくるのは簡単ですが、その山について本当のことを言うのはずっと難しいからです。名言を使うと投稿がポスターのように見えます。具体的なディテールがあると、そこにいたことが伝わります。
Instagramは2行ほどでキャプションを切るので、一文を選んで、それに全部任せましょう。一番いい自然キャプションは、たいてい一番具体的なものです。距離、気温、思いがけず出会った鳥。
森と木々
- 中に入るだけで10度は涼しい。
- 地図にない道だった。
- 私のどの意見よりも古い木々。
- 雨と木の皮のにおいしかしなかった。
- 電波なし。それが目的。
- 2回迷った。おすすめ。
- 緑が40色くらいあった。
- 森は私の今週なんて気にしない。
- 2時間歩いて、言葉は9個くらい。
山
- 早起き、正解だった。
- 下から見たら小さい、上から見たらもっと小さい。
- 2時間文句を言って、それからこれ。
- この景色は何も貸しはないのに、くれた。
- 足はもう限界、気分は最高。
- 頂上で天気が変わるの、お決まり。
- 遠回りして登った。
- 期待より、はるかに高かった。
水辺と海岸
- 大抵のことは海が片付けてくれる。
- 息をのむほど冷たい。
- 波の音は一晩中同じ音量。
- 6時間、受信箱のこと考えてない。
- 朝食前に泳いだ、そういう人になった気分。
- 湖は完全に静かで、私も。
- ここから水平線まで、何もない。
雨と天気
- 正直、雨のほうがいい。
- びしょ濡れになった。それでも外にいた。
- 屋根を打つ雨の音、それ以外は無音。
- 山の途中で空が開いた。
- 嵐が来て、みんな帰った。
- 靴は濡れた、日はよかった。
- 霧のせいで10メートル先が噂話みたいになった。
庭と小さな緑
- 種から育てた。まだ驚いてる。
- このベランダの植物、全部夏を乗り越えた。
- トマト:11個。忍耐:ゼロ。
- 8月の私は庭がほぼ全部。
- 蜂が来た。何かがうまくいってる証拠。
- のろい計画、いい計画。
- こののんびり感を出すのに3年かかった。
静かにしみじみと
- 外にいると調子がいいのに、いつも忘れてる。
- ここにいる必要、誰も私に求めてなかった。
- 自然はカレンダー通りに動かない。私は動いてる。
- 同じ道、違う自分。
- 考えごとをしに来て、結局何も考えなかった。
- 小さくなるのが救いになる日もある。
- 景色目当てで来て、静けさに居座った。
- 予定なし、電波なし、不満もなし。
- ただ訪れる場所もあれば、そこで休む場所もある。
- 泥だらけの靴と、すっきりした頭で帰った。
予想外の動物
- 鹿が1分間じっと立って、それから去っていった。
- 散歩の間ずっとコマドリがついてきた。
- アザラシ、9頭くらい、まったく気にしてない様子。
- キツツキの音を、姿より先に聞いた。
- やたら堂々とした羊が、私たちの昼食を見張ってた。
- 池にまたカエル、つまり春が来た。
選び方
カメラが写せなかった部分を書きましょう。森の写真だけでは、中が10度涼しかったことも、迷ったことも、その散歩が数か月ぶりだったことも伝わりません。いいキャプションはそこに宿ります。トーンは写真に合わせましょう。広くて静かな風景には短く平坦な一文、荒れた雨の日にはジョークもいけます。「水は実はけっこう冷たかった」より「息をのむほど冷たい」のほうが伝わるように、具体的な言葉を前に出しましょう。友達に直接言わないような有名な名言は避けてください。そして折り返しの中に収めること。誰も「続きを読む」を押さない自然キャプションは、誰にも最後まで読まれません。折り返し位置はInstagram文字数カウンターで確認できます。
言葉が出てこないときは、そのシーンをInstagram投稿ジェネレーターに入力すると、あとは具体化するだけの下書きが手に入ります。