切ないキャプションは具体的だとうまくいき、あいまいだと失敗します。「いろいろあった」では誰にも伝わりません。「まだ二人分コーヒーを淹れてしまう」は届きます。それは本人が実際に気づいた具体的なことだからです。この差がすべてです。
Instagramは2行ほどでキャプションを切るので、長い感情の羅列は「続きを読む」の奥に隠れがちです。読んでほしい一文があるなら、最初に置きましょう。もう一つ。重い投稿をするときは、飾らずそのまま言ってしまってもいいのです。
失恋
- まだ二人分コーヒーを淹れてしまう。
- あなたが計画そのものだった。
- 荷造りしてたの、私だけだったみたい。
- 何を見ても、元気そうな誰かを思い出す。
- 写真は消した。でも覚えてる。
- 出て行くとき、日常ごと持っていく人もいる。
- あなたが悲しいんじゃない。あなたを信じてた自分が悲しい。
- 静かに終わった。そのほうがつらかった。
- あの道、わざと通ってしまう。
- あなたにとって意味があったなら、それでいい。
孤独
- 予定は詰まってる。連絡はゼロ。
- みんな忙しい、わかってる、それでも痛い。
- 一人でいるのは得意。得意になりたくなかった。
- 送らなかった下書きが三つ、もう前を向いた人宛て。
- 誰もいない家は、うるさい。
- もう一度聞いてくれる人を、まだ待ってる。
- 一人分の席。だいたい大丈夫。
疲れと燃え尽き
- ガス欠のさらに先を走ってる。
- 怠けてるんじゃない。空っぽなだけ。
- 全部の連絡に返した。自分以外全部。
- 休むことが、他の人だけの特権に思える。
- ここ数か月、頑張ってるのに、ずっとしんどい。
- 9時間寝て、疲れて起きた。
- 今週、タンクが満たされなかった。
- 最低限を、全力でこなしてる。
静かで平坦
- 何も悪くない。何もよくもない。
- 曇りの日、曇りの頭。
- 火曜日からずっとこの気分。
- ぎりぎり、大丈夫。
- 雨と、何も届かないスマホ。
- しばらく自分らしくない。
- 乗り切るだけの週もある。
- 沈んでる、でも大げさじゃない。
誰かを想って
- 伝えたいことがあるのに、伝えられない。
- 10か月経っても、まだ電話を手に取ってしまう。
- これ、笑ってくれたと思う。
- 悲しみは行き場のない愛。ただの火曜の午後に。
- ボイスメッセージは残してる。再生はしない。
- いろんなことがあった。あなたはそれを知らない。
- 頭の中では、まだ席をひとつ用意してる。
成長、でも正直に
- 回復って地味で遅くて、誰もその部分は投稿しない。
- 良くなった。でも終わってはいない。
- 勝てる日もある。今日は負けた。
- 乗り越えつつあることと、乗り越えたことは違う。
- 自分を、もっと誇っていいはずなのに。
- 前より痛くない。それが不思議。
- また始める。今度はゆっくり。
- 頭の中では許した。それでいい。
- 大丈夫じゃない。でも正直ではいる。
選び方
まず今日実際に起きたことから始めましょう。人生全般についての感情ではなく。切ないキャプションは、人生規模の大きな主張をしようとすると失敗し、小さくて具体的な一つを名指しすると届きます。写真を説明するのではなく、写真に合う一文を選んでください。写真が曇った窓なら、落ち込んでいると書く必要はありません。窓がもう語っています。写真に写らない部分を書きましょう。質問を投げるのは、返信に応える覚悟があるときだけにしてください。開かれた質問付きの切ない投稿には、本当にメッセージが届きます。そして短く。2行の折り返しを超えた部分は、読者のためではなく自分のためのものです。キャプション文字数チェッカーで、どこで切れるか確認できます。
長く書いてしまって、意味を保ったまま短くしたいときは、キャプションリライターがトーンを平坦にせずに削るのに役立ちます。