テンプレートとハッシュタググループは、やる気が高いときにまとめて保存して、1か月もすると使わなくなる人が多いものです。ライブラリには「新商品 2」「新商品 最終」が並び、ハッシュタグのセットには3月のセールがそのまま残っています。
保存の手順そのものは簡単で、投稿テンプレートとハッシュタググループのページで説明しています。この記事で扱うのは、そのページでは代わりにやってあげられない部分です。何を保存するか決めること、探しやすい名前をつけること、そして信頼できるくらい小さく保つことです。
具体例:ある街のパン屋さんの午後
地域のパン屋さんのSNSを担当しているとします。Instagram、Facebook、Googleビジネスプロフィールに週5〜6回投稿します。直近30件の投稿を、話題ではなく「型」で並べ替えてみてください。たぶん次のようになります。
- 焼きたて。「焼きたてです:[商品名]。[時刻]までにどうぞ。」約8件。
- 今週のおすすめ。 毎週月曜に同じ4行の構成。4件。
- イベント・マルシェ出店。 日付、場所、持っていくもの。3件。
- 舞台裏。 決まった型なし。11件、すべて違う。
- 臨時休業・営業時間の変更。 2件、どちらも急いで書いたもの。
最初の3つはテンプレートにできます。舞台裏は向いていません。型にはめると、うまくいっている理由がなくなってしまいます。営業時間変更の投稿が一番おもしろいところです。めったに書きませんが、書くときは慌てていて、日付を書き忘れがちです。日付と再開時刻を空欄にしたテンプレートなら、2回の利用でも置いておく価値があります。
次はハッシュタグです。実際にそれらの投稿の下に入力したものを見て、タグの目的ごとに分けます。
| グループ名 | 中身 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 地域 | 町名、市名、「地元を応援」系のタグ | ほぼすべて |
| 天然酵母 | パンや焼き菓子のコミュニティのタグ | 焼きたて投稿 |
| マルシェの日 | マルシェ自体のタグ、市内のマルシェのタグ | イベント投稿 |
3つのグループは、それぞれ別の問いに答えています。どこの店か、何の投稿か、どのイベントか。ないものにも注目してください。「パン屋のタグ全部」という巨大なグループが1つだけ、というパターンです。作るのは簡単ですが、うまく使うのは難しく、合っていてもいなくても毎回同じ25個のタグがつくことになります。
ライブラリ全体で、テンプレート4つとグループ3つ。わざと小さくしています。
テンプレートにする価値があるもの
目安はこれです。同じ構成を3回書いたら保存する。 2回は偶然かもしれません。3回なら型です。
保存する前に確かめたいこと。
- 固定の言葉は半年後も通用するか。 価格、日付、「今週」が入ったテンプレートは、直し忘れた日に間違いになります。テンプレートにはプレースホルダーや変数がなく、保存したものがそのまま戻ってきます。変わる部分は
[商品名]や[日付]のように一目でわかる空欄にするか、保存しないでおきます。 - 価値は構成にあるか。 情報の順番、行動の呼びかけ、締めの一言。そうなら保存します。価値が一度しか使えない言い回しにあるなら、一回限りのものです。
- メディア、チャンネル、時刻が必要か。 それらは保存されません。難しいのが写真選びなら、テンプレートでは助けになりません。ルールに従って自動で出したいなら、定期投稿を見てください。
空欄のコツ:角括弧と、うっかり公開することはない言葉を使います。たとえば大文字の [PRODUCT] のようなものです。予約前に仕上がったキャプションを見直すとき、埋めていない角括弧は目に飛び込んできます。
朝8時に探す人のために名前をつける
選ぶのはリストからで、たいてい急いでいます。並べ替えや流し読みがしやすい名前は次のとおりです。
- 日付ではなく型から始める。「今週のおすすめ」は「3月のおすすめ」に勝ります。
- チャンネル名は、文面が変わるときだけ入れる。「イベント 短め」「イベント 長め」は役に立ちます。文面が本当にInstagram専用でなければ、「イベント Instagram」は役に立ちません。
- 「新」「最終」やバージョン番号は使わない。 新しい版がほしいときは、古いものをAPIで編集するか、削除して置き換えを保存します。「新商品」「新商品 新」「新商品 新2」が並んだリストは何も教えてくれません。
- 最初のコメント用スニペットは別物として扱う。 専用のリストにあるので、投稿の種類ではなく「地域タグとリンク」のように中身がわかる名前にします。
ハッシュタググループの名前も同じ考え方です。終わってしまうキャンペーンではなく、答える問い(どこ、何、どのイベント)で名前をつけます。
ハッシュタググループは小さく作って重ねる
グループを追加するとき、投稿にすでにあるタグは飛ばされるので、重複せずに1つの投稿に2〜3グループを追加できます。そのため、広いグループより狭いグループのほうが使えます。焼きたて投稿には「地域」と「天然酵母」。マルシェの投稿には「地域」と「マルシェの日」。1つのグループを変えれば、それ以降に作るすべての投稿に反映されます。
実用上の注意が2つあります。
- 1グループには最大30個まで入りますが、それは上限であって目標ではありません。リストからコピーした30個より、自分が納得している6〜8個のほうがよいです。プラットフォームごとに何個が効果的かは別の問題で、Instagramのハッシュタグは何個が最適かで扱っています。
- グループを編集すると、それ以降に追加されるものが変わります。すでに作った投稿は書き換わりません。だから古くなったグループは、見直すまで静かに使われ続けます。
キャプションをすっきりさせたいなら、グループを追加してからタグを最初のコメントに移します。何を入れるかは最初のコメントのアイデアを参考にしてください。
ライブラリが傷む失敗
完成した投稿をそのままテンプレートにする。 いちばん自信のあるキャプションは細かい情報だらけです。そのまま保存すると罠になります。先に構成だけに削ります。
「完璧な」タグを一度保存して二度と見ない。 タグは変わります。コミュニティのタグがスパムだらけになる、イベントが終わる、競合が自社のブランドタグを使い始める。グループは、作った日のあなたの判断の記録です。
全プラットフォーム共通の1つのテンプレート。 同じ文面がLinkedInとXの両方に合うことはまれです。半分のチャンネルで違和感があるなら、短い版を書いて違いがわかる名前をつけるか、テンプレートから始めて予約前に各ネットワークの版を調整します。
テンプレートを下書きと思い込む。 テンプレートは最初の段落までの時間を縮めます。公開前の読み直しの代わりにはなりません。空欄を残した場所は特にそうです。
何も削除しないのでリストが増え続ける。 組織ごとに上限はありますが、実際の限界はずっと低く、数秒で見渡せる名前の数です。
四半期ごとの整理チェックリスト
カレンダーに入れておきましょう。たとえばカレンダーノートを使います。10分で終わります。
- Templatesのリストを開く。それぞれ最後に使った時期を覚えていますか。覚えていなければ削除します。
- すべてのテンプレートを声に出して読む。古くなった日付、価格、季節、特典はありませんか。
- Snippetsのリストを開き、同じことをする。最初のコメント用スニペットのリンクはまだ正しいですか。
- 各ハッシュタググループを開く。今日でもそのタグを選びますか。数個ずつ、プラットフォーム上で確認します。
- 似すぎていて、いつも2つ一緒に追加するグループはありませんか。統合します。
- 終わったキャンペーンのグループはありませんか。削除します。
- 2人のメンバーが同じ型を別の名前で保存していませんか。すべて組織内で共有されるので、1つに決めます。
投稿を作成できる全員が同じリストを見ます。一貫性には良く、整頓には不利です。誰が整理するかを決めておかないと、誰もやりません。
使わなくていいとき
月に数回しか投稿しない、毎回投稿が違う、同じタグをほとんど使わない。そんな場合、ライブラリは余計な手間です。古い投稿をコピーして新しい投稿を始めている自分に気づいたときが使いどきです。
コンテンツを自動化するチームでは、どちらのリストもAPIとMCPサーバーから使えます。アシスタントが保存済みの内容を一覧し、項目を作成・更新できます。認証はAPIガイドで説明しています。テンプレートの名前変更やグループのタグの変更は、現在はそちらで行い、作成画面のパネルでは行えません。
次に読むもの
1か月分の投稿をまとめて書くなら、テンプレートは一括予約と相性がよいです。構成より文章作りで詰まるなら、AIキャプションアシスタントが最初の下書きを作れます。ダウンロードできるプランナーを探していたなら、お探しのものはコンテンツカレンダーテンプレートです。
ライブラリを作るには、作成画面を開き、いつも打ち直している構成を書いて保存します。無料で始められます。テンプレートとハッシュタググループの上限は、どのプランでも同じです。