SNS運用の時間を節約する方法(実際に時間が消えている場所)

SNS運用の時間を節約する方法(実際に時間が消えている場所)

SNS運用の時間が実際にどこへ消えているかをタスク別に計測し、それを削減する8つの変更を、それぞれの現実的な節約時間とやらなくていいことと合わせて解説します。

SNS運用の時間節約に関するアドバイスの多くはツールのリストです。役に立つバージョンは、まず時間がどこへ消えているかを計測することから始まります。答えは、たいてい人が想定している場所ではないからです。それはほとんどの場合、執筆ではありません。

普通の1週間を正直に記録すると、パターンはたいてい同じです。細かい中断が多く、切り替えが多く、そして何を投稿するかを決めることに、投稿すること自体よりも意外なほど多くの時間を使っています。

時間の消え先

何かを変える前に、これを1週間実行しましょう。おおよその分数で構いません。

タスク典型的な割合メモ
通知や返信の確認最も高く、ほとんど見えない仕事だと感じられにくい
何を投稿するかを決める高い計画がなければ投稿ごとに繰り返される
執筆と編集中程度誰もが支配的だと思い込んでいる部分
メディアの検索・トリミング・書き出し中程度ほとんどの人が過小評価している
投稿をスケジューラーに読み込む1投稿あたりは低いが月間では高い1投稿2分でも積み重なる
レポート作成月次のスパイク手作業での指標収集
承認と催促かなりばらつきがある純粋な待ち時間だが、週の流れを分断する

慎重に計測する価値がある2項目は、通知確認と意思決定です。ほとんどの人にとって最大の項目でありながら、誰のタスクリストにも載っていません。

時間コスト計算ツールは、週単位の見積もりを月間の時間とコストの数字に変換してくれます。これは何かを購入する前に議論する価値のある数字です。

効果順に並べた8つの変更

#変更週あたりの節約代わりに払うコスト
1返信対応の時間帯を固定する2〜4時間返信が遅くなることがある
2投稿枠を一度だけ決める30〜60分設定に1時間
3投稿単位ではなく作業段階単位でバッチ処理する1〜2時間まとまった作業時間の確保
41件ずつではなく一括で投稿を読み込む20〜40分一度のインポート方法の習得
5実績のある投稿を再利用する30〜60分何が対象になるかの規律
6承認者1名と期限を設けるばらつきが大きく、しばしば大きい一度の話し合い
7プラットフォームごとに書き直すのではなく調整する30〜60分ネイティブ感がやや下がる
8レポート収集を自動化する月30〜45分セットアップ時間

1. 返信対応の時間帯を固定する

ほとんどのアカウントにとって、15分の枠を2回設ける方が、一日中対応可能な状態でいるより優れています。常時確認のコストは、確認そのものではなく、まとまった作業時間が一切存在できなくなることです。

例外は本物です。ライブキャンペーン、カスタマーサービスアカウント、インシデント中のすべてです。それ以外は4時間待てます。

2. 投稿枠を一度だけ決める

いつ投稿するかを投稿ごとに決めるのは、月に15回行われる、正解が一つしかない意思決定です。枠を一度決めてしまえば、この意思決定はなくなります。投稿スケジュールテンプレートは、これを恒久的に取り除く15分です。

3. 作業段階でバッチ処理する

「SNS用に朝を空けておく」ということではなく、それはたいてい単に長い時間で同じ投稿単位の作業をしているだけです。作業の種類でバッチ処理しましょう。すべての第一文、すべての本文、すべてのメディア、という順です。節約は、コンテキストを15回読み込み直さずに済むことから生まれます。コンテンツのバッチ処理にこの方法をまとめています。

4. 一括で投稿を読み込む

これは軽視されがちですが、思っている以上に積み重なります。単一投稿のコンポーザーは、ナビゲーション、チャンネル選択、時間設定でおよそ1投稿あたり2分かかります。月20投稿だと、純粋な作業だけで約40分になります。

5. 実績のある投稿を再利用する

半年前に成果を出した投稿を書き直すのは約4分で済み、20分かけた新規投稿よりも確実に成果を上げます。毎回のバッチの4分の1をリサイクルコンテンツにすることは、このリストの中で労力対成果の比が最も高いものです。

これが手抜きにならないようにするルールは、中央値を上回った投稿だけを、3か月経ってから再利用し、必ず冒頭の一文は書き直すことです。

6. 承認者1名と期限を設ける

承認の遅延は見た目以上に時間を消費します。待つこと自体が問題なのではなく、分断が問題だからです。バッチが承認待ちで止まると、その週の作業を締められず、何度も再開することになります。

承認者は1名を指名し、期限を明示し、守れなかった場合の結果を明示しましょう。承認者を2人にするとやり取りの回数が倍になり、矛盾した指摘が生まれます。

7. 書き直すのではなく調整する

5つのプラットフォーム向けに本当にネイティブな文章を書くのは、リターンに対して5倍の作業になります。まず主要チャンネル向けに一度きちんと書き、そこから調整します。短い文字数制限に合わせて削り、CTAを調整し、冒頭の一文を変えます。キャプション分析ツールは各プラットフォームがどこで切り詰めるかを教えてくれるため、推測ではなく確認しながら削れます。

完全な書き直しは1チャンネルなら価値がありますが、5チャンネルでは割に合いません。

8. レポート収集を自動化する

レポート作成にかかる1時間の大半は分析ではなく、タブ間で数字をコピーする作業です。1か所から指標を取得することで、この時間を大幅に削減できるだけでなく、質の問題も解決します。手作業で集めた数字は日付がばらつき、比較できなくなるからです。

時間を節約しないもの

ツールを増やすこと。 ツールの数自体が問題であることが多いです。ツールが増えるほど、コンテンツの置き場所とエクスポート作業が増えます。

投稿を増やすこと。 投稿量を2倍にしても作業は2倍になり、成果が2倍になることはほとんどありません。「少なく、良く」は戦略上の判断のふりをした時間節約策です。

プラットフォームを増やすこと。 チャンネルが1つ増えるごとに、調整、返信対応、レポートという実質的な継続作業が増えます。2チャンネルをきちんとやる方が、5チャンネルを薄くやるより作業量は少なく、成果は良いです。

AIにすべて書かせること。 最初の下書きやバリエーション出しには確かに役立ちます。ただし計画がなければ役立ちません。その場合40投稿を生成しても、どれがブランドに合うかを結局は決める必要があり、それは計画を持って15投稿書くよりコストがかかります。

10分の日次「エンゲージメント」ルーティン。 これは肥大化します。コミュニティエンゲージメントが戦略上重要なら、誤差項のように扱わず、正直に予算を組みましょう。

現実的なビフォーアフター

2チャンネルを運用し、月16投稿する個人運用者の場合:

変更前変更後
通知確認常時1日2回×15分
企画投稿ごと、その場対応月20分
執筆月内に分散1回90分のセッション
メディア投稿ごと1回30分の一括処理
読み込みとスケジュール1投稿あたり約2分月あたり約10分
レポート作成手作業、90分40分

この成果の大半を生んでいるのは、単一のツールではありません。それぞれの作業を1回にまとめることです。

スケジューラーが役立つ場面と役立たない場面

スケジューラーは何を投稿するかを決める手助けはしません。それを謳っているものは売り文句です。スケジューラーが取り除くのは、上記の4、5、8にある機械的な時間です。

具体的には、一括コンポーザーが20件の個別保存を1回の貼り付けまたはCSVインポートに変換し、固定のキューによって投稿が時間を設定せずとも枠に収まり、繰り返し投稿が定期的な柱となる投稿を処理し、レポートが月次の振り返りに必要な指標を一定の日付で収集してくれます。

  • 投稿数: 無料:1日3件。Pro:1日30件。Business:無制限。
  • チャンネル: 無料:3(プラットフォームごとに1)。Pro:30(プラットフォームごとに2)。Business:75(プラットフォームごとに5)。

このリストで最大の項目である通知確認には、これらは一切影響しません。それは購入ではなく意思決定の問題です。

まとめ

まず1週間を計測しましょう。最大のコストはたいてい通知確認と何を投稿するかの意思決定であり、執筆ではありません。返信対応の時間帯を固定しましょう。投稿枠を一度だけ決めましょう。作業段階でバッチ処理しましょう。一括で読み込みましょう。投稿の4分の1を再利用しましょう。承認者は1名、期限付きで。プラットフォームごとに書き直すのではなく調整しましょう。時間を節約するためにツールやプラットフォームを増やしてはいけません。どちらも作業を増やすだけです。

関連記事